TOEIC

【元問題作成者が語る】TOEIC各Part完全攻略方法

どうもです!eichanです!
この度は、本記事にご興味を持っていただき、ありがとうございます。

*この記事はNoteの記事の一部ですので、本編はこちらの有料記事になります。

今回は、『【元問題作成者が語る】TOEIC各Part完全攻略方法』と題して、TOEIC公式問題集・TOEIC教材内の問題作成経験、自分自身の満点取得までの経験、そして現役英語講師として約90人以上を指導した経験をもとに、TOEICの各Part攻略方法及びTipsをお伝えしていきます。

今回の記事は、下記のような不安や疑問点を抱かれている方向けの内容になっています😊

✔️ 「TOEIC点数獲得には、何をすればいいかわからない…」
✔️ 「TOEICってどのくらい学習時間確保するべき?」
✔️ 「TOEICの各Partって何を対策すればいいの?」
✔️ 「TOEICって何を意識して学習すればいいんだろう…」

私自身が初めてTOEICを受験したのは2014年。基本的に独学だったので何をしていいかわからず、学習を始めてから上記のようなことに何度も何度も悩まされましたが、😅

345点スタートから、4年の試行錯誤を経て、TOEIC満点まで到達しました

以下は、自分の点数の遷移です。345点の点数は大学で受験したものでスコア表がないので、公式の記録としては655点が始まりになっています。

画像16
eichan
eichan
IP試験を入れると数えきれていないのですが、全受験回数は約70回、そして満点を取得するまでは約2年、20回くらいかかってしまっています😅
2018年6月24日は、もう嬉しすぎて狂喜乱舞しましたw

なお問題作成経験としては、前職でTOEICの公式問題集・教材の一部問題作成、フリーランスとして公式問題集・模試の校正、編集などを行っていたというものです。

今までの経験全てを詰め込んだTOEIC攻略法は生徒さん達にもお伝えしていて、非常に好評だったため今回のような形で記事にしてみています。

この記事の内容をインプットした上で学習していただければ、「TOEIC学習が楽しく」、そして「TOEICで高得点を取ること」ができるようになっていくはずです。

それでは、いってみましょう!😊

はじめに TOEIC学習に対する心構え

「攻略法」をお伝えする前に、まずは個人的に学習のために知っておくべき「目標点数獲得に対する心構え」、「点数獲得のための公式」の2点をお伝えさせてください。

まず、心構えからです。

TOEICは簡単な試験ではありません

1日5-10分の学習だけで点数が一気に上がるほど甘いものではないということです。(ただもちろん、短期間の学習でも「継続期間」が一定確保できれば、伸びる可能性はあります)

質の高い学習を目指して学習生産性を高めることはできますが、600-700点以上の点数を短期間で目指すのであれば最低でも平日は3時間以上、そして休日は5-6時間程度は学習時間を確保する必要があります。

上記のような学習時間が取れるのであれば(または、1日1時間でも長期的に継続できる場合は)、「正しい攻略法」と掛け合わせると、着実に目標達成をすることができます

この記事を読んでくださる方には、本気で点数アップを達成していただきたいので、「今この場で」学習時間を確保するという『🔥 覚悟 🔥』を決めてください

成果=「語彙量」×「学習時間」×「学習の質」


それではみなさんの覚悟が決まったところで、TOEIC学習の成功のために下記の公式を頭に入れておきましょう。

TOEIC学習の成果=「語彙量」×「学習時間」×「学習の質

eichan
eichan
これら3つの要素を最大化することができれば、確実にTOEICの点数は向上していきます。

必要な語彙量は?


先ほどの項で、TOEIC学習の成果の公式に「語彙量」が入っていましたが、目標点数獲得のために必要な「語彙量」とはどのくらいなのでしょうか?

個人的な経験をもとに必要な語彙量を割り出すと、点数ごとに下記のようなイメージになります。

[ 目標点数獲得のために必要な語彙量 ]
🏁 700点台ゴール:7,000-8,000語
🏁 800点台ゴール:8,000-8,500語
🏁 900点台ゴール:9,000語以上

あくまで推定にはなりますが、このような必要語彙量を目安に単語を学んでいくことが望ましいです。

ここで「いや、でも今自分がどのくらいの単語を知ってるかわからないんだけど…」と感じていらっしゃる方も多いと思います。

[ 日本人の英語の語彙量 ]

小学校卒業時:
  600-700 語程度
中学校卒業時:
  2,200-2,500 語程度
高校卒業時:
  2,600-3,100 語程度

出典:文部科学省【外国語編 英語編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説

このデータを見ると、高校卒業後には多くの方が約3,000語の語彙量を保持していることになります。そして、ここからは私の経験からの推測ですが、大学受験用に英単語学習をされていた方は、約4,000-5,000語の語彙量を持っている方が多い印象です。

つまり、仮に今のみなさんの現在の語彙量が4,000-5,000語だとすると、単語帳を3-4冊、その他の教材から知らない単語を見つけていき、追加で4,000-5,000語に触れることができれば、語彙の観点では高得点を取得するための十分な「量」が確保できた状態になります。

必要な学習時間は?


続いては、点数獲得のために必要な「学習時間」についてです。

必要な「学習時間」については、自分の費やした学習時間、そして生徒さんへの指導経験を元に下記のように定義しています。

[ TOEIC点数獲得のために必要な学習時間 ]
⏰ 600→700点:150-200時間
⏰ 700→800点:200-250時間
⏰ 800→900点:200-250時間

これを基にすると、現状600点代の方が800点を目指すには約350-450時間の学習時間が必要ということになります。平日3時間、休日6時間だとすると1週間の総学習時間が27時間、つまり学習時間という観点では約12週(=3ヶ月)で達成することができます。

もし学習時間が上記よりも取れない場合は、学習の継続期間が延びていくイメージです。経験上1日1時間であったとしても、積み重ねることができれば目標達成には着実に近づいていくということは断言できます。

そして、これからご紹介していく攻略法、「学習の質」にfocusを当てれば、より短く目標達成することも可能となります。

それでは、次に「学習の質」とはどういったものか見ていきましょう。

学習の質とは?


TOEICにおける「学習の質」とは、「自身の課題分析と、それら課題解決のための適切なアプローチ」と同義だと考えています。
分析によって自分の課題を判別する、そしてその課題に大して適切にアプローチをすることで「学習の質」が高まっていきます。

先ほども少し触れましたが、「学習時間」を最大化することができなくても「学習の質」を高めることで、短期間で目標点数に到達することは可能です。

eichan
eichan
それでは、みなさんの課題を明らかにしていきましょう。

自分の現状の課題を把握する方法とは?

「自身の課題」については、人それぞれ異なるものですが、TOEICの場合大体は各Part下記のような課題感に当てはまる場合が多いです。

[ 各Partにおける課題感 ]

スクリーンショット 2021-03-14 19.31.44

縦軸が各Part、横軸が「語彙」「文法」「集中」「要約」「その他の力」という風にしてみました。

さらに細かく分けていく事もできますし、全て必要な力であることは間違いないのですが、チェックがついているところが各Partで解決の優先順位が高いものと捉えておいてください。

これらの課題感をもとに、下記2つのモデルケースで学習例を考えてみました。

🙋‍♂️ Aパターン

スクリーンショット 2021-04-30 9.26.23

赤枠で囲った箇所が、この方の課題だと仮定します。

その場合、課題に大して下記のような対策を行なっていく必要があります。

✔️ Part1: 独特な表現を身につけるための学習▶︎
📚教材『金のフレーズ』『金の熟語』等

✔️ Part2: 自分の苦手な疑問文を改善するための学習▶︎
📚教材『公式問題集』『Part1&2特急Ⅱ』『基本例文700選』等

✔️ Part3: 要約力を身につけるための学習▶︎
📚教材『公式問題集』『究極のゼミ』等

✔️ Part5: 「一瞬で解ける問題」を解決する力、文法力強化のための学習▶︎
📚教材『出る1000』『文法特急シリーズ』等

✔️ Part7: 速読力(=「語彙力」x「文法力」x「慣れ」)強化のための学習▶︎
📚教材『公式問題集』『読解特急シリーズ』『金のフレーズ』等

教材は人それぞれ好みなどもあると思いますが、自分の苦手な部分(課題)を適切に改善していくことが、効率的な学習につながります。

🙋‍♂️ Bパターン

スクリーンショット 2021-04-30 9.43.54

今回も、課題に大して適切な学習を目指して学習内容を考えてみます。

✔️ Part1: 態・進行形などの文法を理解するための学習▶︎
📚教材『公式問題集』『文法書(辞書的に活用)』等

✔️ Part2: Part2に出題される熟語の学習▶︎
📚教材『公式問題集』『金の熟語』等

✔️ Part4: 要約力を身につけるための学習▶︎
📚教材『公式問題集』『究極のゼミ』等

✔️ Part5: Part5の語彙問題(4択全てが異なる語彙)のための学習▶︎
📚教材『公式問題集』『単語特急シリーズ』『黒/漆黒のフレーズ』等

✔️ Part7: 集中力強化のための学習▶︎
📚教材『公式問題集』『読解特急シリーズ』『金のフレーズ』等
*集中力の場合は、何が原因なのかを特定して課題解決の方向性を探ります。(「単語/文法がわからない?」「長文慣れしていない?」等)

このように自分の課題を判別して、それらを重点的に改善していくことができれば、「学習の質」は向上していきます。

ぜひ上記の課題判別表を利用して、「自分はどこが苦手なのか?」を判別してみてください。

それでは現状の課題を理解できたところで、それぞれのPartでどのような対策をしていけば良いか、各Part毎に攻略法・Tipsを見ていきましょう😊

続きはNoteの記事でご覧いただけます😊→