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【これだけは持ってたい!】初心者向けTOEICリーディング厳選教材TOP3

TOEICを受けてみたいけど、初心者だからどんな教材を使えばいいかわからないな…

eichan
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TOEIC受験回数80回以上、スクールでは生徒さんに現役でTOEICを教えているeichanがお答えします!

今回は、TOEIC受験回数が少ない方や未受験の方に向けて、TOEIC初心者向けリーディング教材を3つ厳選してお伝えします。

この記事の中でのTOEIC初心者とはリーディングのパート(495点満点)100-200点前後の方と定義し、300点以上を目指していく上で効果的な教材と、使い方も併せてご紹介。

前職での問題作成、現職でTOEICも教えていることを通じて日々思うことは、TOEIC教材はあまりにも多すぎるということです。

もちろん質の高い教材は多いのですが、教材選びで迷っている時間がもったいない…

そこで今回の記事では自分自身実際に使ってみてリーディングの点数が伸びた教材、生徒さんにも使っていただいて安定的に成果が出ている教材を厳選してご紹介します。

記事を読み終わる頃には、迷わずTOEICリーディング学習を進めていける状態、そして点数が300点を超えている未来の状態が想像できるようになっているはずです。

それでは、いってみましょう!

TOEIC初心者向けリーディング教材
第3位 金のフレーズ

それでは、早速TOP3を発表していきます。

TOEIC初心者向けリーディング教材の第3位は、『金のフレーズ』です。

『金のフレーズ』はTOEIC教材の中で最も有名と言っても過言ではない人気教材で、TOEIC頻出の単語/フレーズが1000個掲載されています。

(TOEICリーディング300点以上を目指すレベルであれば、1-700番台まで取り組んでいただければ大丈夫です)

実は『金のフレーズ』は下記のTOEIC初心者向けリスニング攻略の記事でも取り上げたのですが、リスニングにもリーディングにもどちらも非常に効果的です。

なぜなら、TOEICにおいて最も大切なことは語彙量(単語・熟語)だからです。

語彙量が多くなれば内容の理解や語彙問題の回答が圧倒的に早くなるので、聞く力にも読む力にもどちらにとっても効果的。

つまりリーディング対策としてまず行うことは、自分の知らない単語をできる限り減らしていくことになります。

下記、『金のフレーズ』を学習に使う上で意識していきたいポイントです。

①必ず音を聞いて単語学習をする

②1単語あたり、1秒以内で意味が出せる状態を目指す

必ず音を聞いて単語学習をする

『金のフレーズ』を学習に使う上で意識したいことの1つめは、必ず音を聞いて単語学習をすることです。

これはリーディング力強化のためだけではなく全ての単語学習にいえることですが、必ず単語の音を聴きながら学習を進めましょう。

なぜなら、人間の脳には五感を多く使うことで記憶の定着率を高める作用があるからです。

単純に文字だけを見て覚えた場合と比べ、音を聴きながら、または自分で発音したりしてみながら単語学習すると定着のスピードが格段に異なります。

初心者のうちはついつい文字だけで学習してしまいますが、これはとてももったいない…

どうせ時間をかけて学習するのであれば、音を聞く→文字を見る→意味を答えるという形で学習する方が1.5-2.0倍の速度で単語を頭の中に定着させることができます。

1単語あたり、1秒以内で意味が出せる状態を目指す

『金のフレーズ』を学習に使う上で意識したいことの2つめは、1単語あたり、1秒以内で意味が出せる状態を目指すことです。

これは実際にリーディングをしている場面を想像していただきたいのですが、もし1単語の意味を出すのに1秒以上、例えば3-5秒ほどかかっていたら全体の意味を捉えるのにものすごく時間がかかりそうですよね。

TOEICリーディングは時間との勝負になるので、語彙の処理の速度も高めていく必要があります。

そのためにも日頃の学習から、瞬間的に英語を訳す(1単語あたり1秒以内で意味を出す)という癖をつけていきましょう💪

TOEIC初心者向けリーディング教材
第2位 文法特急

TOEIC初心者向けリーディング教材の第2位は、『文法特急シリーズ』です。

『文法特急シリーズ』はPart5の対策に特化した教材で、個人的にPart5の教材の中ではピカ一のクオリティだと思っています。

特にPart5の問題の解き方に慣れていない方、そもそも文法問題自体が苦手な方には解説がわかりやすいので最適な教材シリーズ。

TOEICリーディングはPart5,6,7の3つのパートで構成されていますが、点数を獲得していくにはPart5に必ず向き合う必要があります。

なぜなら、Part5をどれだけ素早く正確に解けるかがPart6,7と続くパートへ強く影響するからです。

Part5全30問を12分以内に解いていくことができれば、十分リーディングで300点以上を狙っていけます。

『文法特急シリーズ』の使い方としては、下記2点を意識していきましょう。

①解答目標タイムに従う

②誤答の選択肢の理由を理解する

解答目標タイムに従う

『文法特急シリーズ』では、全ての問題に解答目標タイムが記載されています。

この解答時間の目安に従っていくことで、Part5を素早く解く時間の感覚、そして自分が苦手な問題タイプ(時間がかかってしまっているもの)をあぶりだすことができます。

はじめのうちは解答時間目安より時間がかかってしまうことも多いですが、復習を通じて何度も繰り返しPart5のパターンに慣れていきましょう。

誤答の選択肢の理由を理解する

『文法特急シリーズ』を学習に使う上で意識したいポイントの2つめは、誤答の選択肢の理由を理解することです。

ここでいう誤答とは、正解以外の選択肢のこと。

正解以外の選択肢の理由までしっかりと理解することで、次に似たような問題が出たときに必ず正解できるようになります。

例えば、下記のような問題があったとします。

例題)
In order to expand into the ——- market, the company decided to acquire some foreign countries. 

(A) global
(B) globally
(C) globalization 
(D) globalism

和訳:海外の市場に拡大するために、その会社は海外企業を買収することに決めた。

この問題の回答は(A)の形容詞:globalになりますが、他の選択肢がなぜ違うか判別できるでしょうか?

(B)のgloballyは副詞、(C)(D)は2つとも名詞なので、marketを修飾できない。(複合名詞にもならない)

したがって(A)が正答、それ以外は誤答、となります。

このように誤答が不正解の理由をしっかりと理解していくことで、他の問題にも対応できるようになります。

eichan
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TOEICでは似たような問題が常に出るので、復習の時に誤答もまとめて復習できているかが点数獲得に大きく影響します!💪

ちなみに、『文法特急』も十分わかりやすい教材ですが「文法ほんっとう〜に嫌い!」「全くわからない!」という方は、さらに解説が丁寧な『プラチナ英文法』がおすすめです。

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どちらも持っていれば迷った時に相互に確認できるので、かなり役立ちました。

TOEIC初心者向けリーディング教材
第1位 究極のゼミPart7

TOEIC初心者向けリーディング教材の第1位は、『究極のゼミPart7』です。

『究極のゼミ』はPart1-7までシリーズになっており、『究極のゼミPart7』はPart7対策に特化した教材になります。

『究極のゼミPart7』の特徴は、Part7の全概要・攻略法・コツなどが、網羅的に書かれている点。

教材自体がとても分厚いので最初はちょっとびっくりしてしまうかもしれませんが、中身はキャラクター同士の対話形式になっているのですいすい学習できます。

攻略法を学び、その後トレーニング、初心者が浮かびやすい疑問などを対話形式のQ&Aで解説という作りになっています。

①教材の進め方に沿い学習を進める

②わからない単語や文法を抜き出す

③人に説明できるレベルまで理解する

教材の進め方に沿い学習を進める

『究極のゼミPart7』を学習に使う上で意識したいことの1つめは、教材の進め方に沿い学習を進めることです。

先ほどお伝えした通り『究極のゼミ』シリーズは初心者にとって進めやすい作りになっているので、教材の指示通りの進め方に沿っていくだけで十分効果を発揮することができます。

TOEICリーディング対策としてはTOEIC特有のコツなどを理解することもとても重要なので、『究極のゼミPart7』を使って、Part7全般の知識をインプットしていきましょう。

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Part7での学習は他のパートにもかなり活きるので、優先的に学習していくのがおすすめです。

わからない単語や文法を抜き出す

『究極のゼミPart7』を学習に使う上で意識したいことの2つめは、わからない単語や文法を抜き出すことです。

教材の中で出てくる単語や文法項目は、必ずTOEIC本試験でも登場します。

なので、わからない単語や文法をわからないままにするのではなくインプットしていくことがとても重要。

わからないものに出会うたびに、コツコツとノートやシートにまとめていきましょう。

ただ、最初のうちは全てを抜き出していると大量になってしまって時間がかかりすぎるので、1ページあたり3-5個わからない単語や文法を抜き出すという風に数を決めておくのが効率的です。

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個人的に色々な教材に手を出してきましたが、結局は1つの教材の中からいろいろなものを抜き出して覚える方が効率が良いと感じています。

人に説明できるレベルまで理解する

『究極のゼミPart7』を使う上で意識したいことの3つめは、人に説明できるレベルまで理解することです。

教材に取り組んでいて一番悩むポイントが、教材を何回復習すればいいか、いつまで取り組めばいいかというポイント。

この悩みに対しての回答は、各問題を人に説明できるレベルまで取り組むということになります。

「人に説明できるレベル」とは、問題の正解の根拠、誤答の理由などを人に説明して納得してもらえるような状態。

このレベルまで理解していれば、本試験でも確実に点数を取れるようになります。

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自分が先生になったつもりで人に説明してみる、という学習方法は記憶の定着にもめちゃくちゃ効果的です。eichanも教材に取り組む際は、今でもいつもやっています😊

【まとめ】初心者向けTOEICリーディング厳選教材TOP3

今回は、TOEIC受験回数が少ない方、未受験の方、現在リーディング300点以下の方にむけて初心者向けリーディング教材を厳選してお伝えしました。

ついついTOEICは教材が多くて迷ってしまうので、今回の記事でやるべき教材がクリアになっていたら嬉しいです。

紹介した教材は全て効果が出たものだけで、平均的にも3ヶ月でリーディングの点数最低50-100点程度アップは多くの生徒さんが達成されています。

リスニングの点数アップに関しては、下記の記事をご覧ください。

もし今回の記事で不明点や疑問点などあれば、コメントやTwitter(@eichan_ruh)にてご連絡いただけたらと思います😊

ここまで記事を読んでくださって、ありがとうございました!