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【時間が足りないを解決!】目標点数別TOEICリーディング適切なタイムマネジメント

時間が足りなくて、TOEICリーディングパートが終わりません…どんな時間配分が理想なんでしょうか?

eichan
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TOEIC受験回数80回以上、模試の問題作成・今現在TOEICコースでも生徒さんを指導している経験をもとにeichanがお答えします😊

今回は、TOEICのリーディングパートを終わらせる、そして確実に点数をとっていくために適切な時間配分、各問題を解くための時間やスピードなどを、「数字」を使って具体的にお伝えしていきます

私はTOEIC教材の編集や問題作成を行うためTOEICを何十回と受験して、かつ現在は英語コーチとしてTOEICを教えていることも多いです。

それらの経験を通して、目標点数別に即した適切なタイムマネジメント等がクリアになってきているので、今回の記事では「時間が足りない」を解決する時間配分について詳細にお伝えしていきます。

記事を読み終わる頃には、今の自分にとって最適な時間配分、1問1問どれくらいの時間で解いていけばよいのかが明確になり、TOEICリーディングを時間内に終わらせることができる方法も理解できるはずです。

それでは、いってみましょう!

【目標点数別】TOEICリーディングパート全体の適切な時間配分

まずはじめは、結論として目標点数別にリーディングパート全体の適切な時間配分についてお伝えしていきます。

下記の表で目標点数別に理想的な時間配分、そしてポイントをまとめてみました。
(リーディングパートは全体で75分です)

*時間配分はあくまで一つの目安です
*500点以下の場合は、時間を気にする余裕がないので割愛しています

*600点レベルの場合、20問程度Part7が終わらないことが多い

*700点レベルの場合、15問程度Part7が終わらないことが多い

*800点レベルの場合、10問程度Part7が終わらないことが多い

*900点以上目標の場合理想は5分復習(見直し)に充てたい

*950点以上目標の場合理想は10分復習(見直し)に充てたい

表を見ていただくと分かる通り、基本的には目標の点数が高くなるにつれPart5, Part6を解く時間を削っていき、結果的にPart5・6で余らせた時間をPart7の回答時間に充てていくという戦術をとっています。

もちろん適切に学習をしていけばPart7を読むスピードも上がっていくのですが、まずはPart5, Part6の中で解きやすいものを高速で対応して、後半に時間を残しておくのが「時間が足りない」を解決する最適解です。

次の章では、Part5・6・7それぞれパート/問題ごとの適切な時間配分を見ていきます。

【Part別】各問題の理想的な時間配分

それでは全体の時間配分をお伝えしたところで、ここからはPart毎・問題毎の細かい時間配分をお伝えしていきます。

Part5

Part5は、まずは「10分」を目標に解き進めていくことが理想的です。

なぜならPart5はきちんと対策をすれば1問20秒以内(=全30問で600秒:10分)で回答していくことが可能で、かつ10分以内で終わらせることができれば十分Part7に時間を残せるからです。

eichan
eichan
トレーニングの時から、意識的にまずは平均20秒以内で解く癖をつけていきましょう。

いや、でも全ての問題を20秒で終わらせるの無理なんだけど…!

おっしゃる通り、全ての問題を20秒以内で解くというのはあくまで目安で、3-5秒以内などより速く解けるものもあれば、20秒以上時間がかかるものも存在します。

つまり平均として、結果的に1問20秒で終わるように回答していく必要があるということです。

下記にPart5の問題パターンと、それぞれの目標回答時間をまとめてみました。

これらを参考に、速く解けるものはより速く、時間がかかるものも目安の目標回答時間以内に解いて時間が足りないを減らしていきましょう。

  • 品詞問題
  • 前置詞 vs 接続詞問題
  • 代名詞問題
  • 動詞問題
  • 前置詞問題
  • 関係代名詞問題
  • ペア表現問題
  • 数字修飾問題
  • 語彙問題
  • 比較問題

品詞問題

『品詞問題』とは下記のように空欄に入る適切な品詞を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「5-10秒以内」です。

『品詞問題』は多くの場合全文読まなくても回答できるので、空欄前後だけで一瞬で答えを判断していく問題になります。

In order to expand into the ——- market, the company decided to enter foreign markets. 

(A) global
(B) globally
(C) globalization 
(D) globalism

こちらの回答の流れとしては、空欄の前には冠詞のthe、空欄の後ろには名詞のmarketがあるので、空欄に入る単語は形容詞の(A)globalだとわかります。

(market conditionsのように名詞+名詞の複合名詞になる可能性もありますが、ほとんどの場合は形容詞+名詞の形が一般的です)

前置詞 vs 接続詞問題

『前置詞 vs 接続詞問題』とは下記のように空欄に入る適切な前置詞または接続詞を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「5-10秒以内」です。

こちらの問題も多くの場合全文読まなくても回答できるので、空欄前後だけで一瞬で答えを判断していく問題になります。

——- the high demand for the new product, production has been lagging behind.

(A) So that 
(B) Despite
(C) Because  
(D) When

回答の流れとしては空欄の後ろに名詞句(名詞のかたまり)が続いているので、SVが続く接続詞は入らないことがわかります。したがって、前置詞の(B)Despiteが入ると判断できます。

代名詞問題

『代名詞問題』とは下記のように空欄に入る適切な品詞を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「5-10秒以内」です。

こちらの問題も多くの場合全文読まなくても回答できるので、空欄前後だけで一瞬で答えを判断していく問題になります。

He was finally able to start ——- own business after working extremely hard.

(A) her
(B) herself
(C) she 
(D) hers

回答の流れとしては空欄の後ろにownという単語があるため、形容詞の役割をもつ代名詞の(A)herが正解になります。

動詞問題

『動詞問題』とは下記のように空欄に入る適切な動詞の形を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「20秒以内」です。

『動詞問題』に関しては、文脈から回答を導く、つまり全文読んで回答する場合が多いので20秒以上時間がかかる場合もあります。

例)Some of the items ——- dramatically, so they have been selling pretty well.

(A) promote
(B) promoted 
(C) be promoted
(D) have been promoted

回答の流れとしては空欄に入る動詞は受動態、かつ主語がSome of the itemsと複数形なので答えが3人称単数ではないことがわかります。

したがって、答えは(D)have been promotedになります。

前置詞問題

『前置詞問題』とは下記のように空欄に入る適切な前置詞を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「20秒以内」です。

「前置詞問題」に関しても、文脈から回答を導く、つまり全文読んで回答する場合が多いので20秒以上時間がかかる場合があります。

(ただし、前置詞は意味やニュアンスを知らない場合考えてもわからないので、飛ばしてしまうのも得策です)

例)The company has been spending a lot of time negotiating ——- local establishements for some deals.

(A) for
(B) at 
(C) in
(D) with

回答の流れとしては空欄に入る前置詞は、(D)のwithになります。negotiate with 〜で、「〜と交渉する」という意味を知っていると一瞬で解けるような問題です。

関係代名詞問題

『関係代名詞問題』とは下記のように空欄に入る適切な関係代名詞、または関連した単語を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「10-20秒以内」です。

「関係代名詞問題」に関しては一瞬で解ける問題も多いですが、逆に文脈から考えて解かなければいけない問題もあるので、平均して10-20秒以内で解けるようにするのが吉です。

例)Some of the products on display have really attracted customers ——- like the cutting-edge machines. 

(A) who
(B) which
(C) whose
(D) what

回答の流れとしては空欄に入る関係代名詞は、空欄の前の先行詞が人、そして空欄の後ろに動詞が入っているので主格の関係代名詞(A)whoが入ることがわかります。

ペア表現問題

『ペア表現問題』とは下記のように空欄に入る適切なペア表現を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「5秒以内」です。

「ペア表現問題」は意味を考えなくてもペア表現を知っていれば一瞬で回答を選べるので、5秒以内で瞬殺することが重要です。

The store serves fresh and delicious coffee to customers ——- in the morning and in the evening.

(A) either
(B) neither
(C) both
(D) so

回答の流れとしては空欄に入るペア表現、Both A and Bという形をとれる(C)が正解になります。

空欄前後に目をとおしていき、ペア表現のヒントとなるand, or, norなどを見つけるのが重要です。

数字修飾問題

『数字修飾問題』とは下記のように空欄に入る適切な数字を修飾する単語を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「5-10秒以内」です。

『数字修飾問題』に関しては空欄前後で解ける問題も多く、速く解ける問題が多いです。

Every individual who missed the last departmental meeting is encouraged to review the report.

(A) Most
(B) All
(C) Every
(D) Almost

空欄に入る前置詞は、(C)のeveryになります。回答の流れとしては空欄の後ろにindividualと単数形の単語が続いているので、単数形を修飾することができるEveryが正解になります。

語彙問題

『語彙問題』とは下記のように空欄に入る適切な前置詞を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「20秒以内」です。

「語彙問題」に関しても、文脈から回答を導く、つまり全文読んで回答する問題なので、時間がかかります。

また、単語の意味を知らないと解くのが非常に難しいので、比較的難易度が高い問題です。

(ただし、動詞問題は意味やニュアンスを知らない場合考えてもわからないので、飛ばしてしまうのも得策です)

例)Because of the dismal sales for the new products, the company is now trying to find ——- business in the industry.

(A) lucrative 
(B) attentive
(C) bright
(D) quiet

空欄に入る語彙は文脈から考えて、答えは(A)のlucrative「儲かるような、利益率の高い」になります。

比較問題

『比較問題』とは下記のように空欄に入る適切な前置詞を選ぶ問題で、こちらの目標回答時間は「10-20秒以内」です。

『比較問題』に関しては空欄前後で回答を選ぶことはできますが、基本的には全文読んで比較表現を選ぶ必要があるので10-20秒くらいが適切です。

After the engaging speech from the president yesterday, employees are working even ——- than before.

(A) more passionately
(B) more passionate
(C) most passionate
(D) most passionately 

空欄に入る答えは、比較を表す(A)more passionatelyになります。

回答の根拠としては、意味的に「より情熱的に、積極的に」と捉える、または品詞的に副詞が入るため、とどちらでも判断することができます。

Part6

Part6は、Part5同様目標回答時間を「10分」以内に進めていくのが適切です。

Part5、Part6ともに10分で解くことができれば、Part7に55分(回答にある程度十分な時間)を残すことができるためです。

Part6は4題(4題×4問=16題)構成なので、10分以内で終わらせていくためには単純計算で1題あたり2.5分で終わらせていく必要があります。

Part6は大きくわけて下記4つのタイプの問題があるので、こちらも時間が足りなくならないよう、それぞれ適切な時間配分を理解していきましょう。

  • 文法問題
  • 語彙問題
  • 文脈依存型問題
  • 文挿入問題

文法問題

Part6の『文法問題』とは、下記のように空欄に入る文法的に正しい単語を選ぶ問題で、Part5の品詞問題と非常に似ています。

目標回答時間はPart5の品詞問題同様、「5-10秒程度」になります。

空欄前後だけで、答えを一気に導いていきましょう。

例)I ——- enjoyed meeting you at the XYZ Expo in Sydney. I am writing this letter to answer some questions that you asked me there.

(A) extreme
(B) extremely
(C) extremity
(D) extremed

回答の流れとしては空欄の前にI、そして空欄の後ろには動詞がきていて文章が既に完成しているので、空欄の中に入る単語は副詞の(B)extremelyということが導けます。

語彙問題

Part6における『語彙問題』はPart5同様すぐに解けるものではないので、「20秒以内」を目安にしていくのが良いです。

例)Regarding the products we showed you at the expo, we are now thinking of giving some ——-.

(A) discount
(B) total
(C) certainty
(D) average

こちらは選択肢の品詞が全て同じなので、意味が通る単語を選ばなければいけません。

「私たちが展覧会で見せた商品に——をする/与えることを検討している」という訳になるので、自然に意味が通るのは(A) discount「割引き」になります。

文脈依存型問題

『文脈依存型問題』とは、答えを文脈から、つまり話の流れが理解できてはじめて回答を導ける問題です。

こちらは空欄前後だけでなく文の流れを見ていく必要があるので時間がかかり、目安の目標回答時間は「30-60秒程度」になります。

例)Some of the companies that took part in the expo also showed strong interest in purchasing our products, ——- it would be appreciated if you could reply us soon.

(A) but
(B) unless
(C) so
(D) if

この問題は選択肢の品詞が全て接続詞で空欄に入れることはできるので、文脈から答えを導いていく必要があります。

空欄前の文章が「展覧会に参加したいくつかの会社が、我々の商品の購入を検討している」、空欄後は「早めにお返事いただけるとありがたいです」となっています。

したがって、空欄の中には自然な流れを作ることができる(C)so「なので、だから」が入ります。

文挿入問題

『文挿入問題』は、Part6で一番時間がかかる傾向にある問題です。

前後の文脈だけでなく、全体の流れを把握して、かつ空欄に入るドンピシャな選択肢を選ばなければいけないので、時間がかかります。

そのため、目安の回答時間としては、「60秒程度」になります。

eichan
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満点を取っていても悩むことが多い問題と言われているので、TOEIC全体で一番難易度が高いかもと思っています…

例)If you are interested in making a purchase, please let me know the convenient time for you to have a meeting about it. ——–.

(A) We are running a bit late.
(B) The meeting would take an hour.
(C) It will be the easiest way to promote your products.
(D) We have some locations unavailable.

全体の流れとして、「商品の購入に興味がある場合は、会議を設定しましょう」という話が続いているので、答えとしては(B)「会議は、1時間程度かかります」が正解です。

ただ、正しく英文が読めなかったり(時間に追われていると特に難しいです)、意味を勘違いしていたりすると、

ついつい悩んでしまい、どれも正解に見えてくるのがこの「文挿入問題」の難しさ。

時間の目安を考慮しつつ、時間がかかりすぎている場合は飛ばしていい問題です。

Part7

TOEICリーディングの「時間が足りない」を一番作るパート、Part7。

Part7の目標回答時間は、「55分以内」が適切になります。

Part5・6をそれぞれ10分で解くことができれば、Part7に55分間の時間を残すことができます。

そして、55分の時間を残すことができればPart7(全54問)に対し、「1問あたり約1分程度」の目安回答時間を作ることができます。

下記Part7頻出トピック・形式のそれぞれの目標解答時間を見ていきますが、1問あたり1分という目安が最もわかりやすく試験中は効果的なので覚えておいてください。

eichan
eichan
Part7は問題数も多く試験中に細かく時間をチェックするのは難しいので、1問あたり1分と考えると進めやすいイメージです。
  • E-mail(Eメール)
  • Web page
    (ウェブページ)
  • article(記事)
  • letter(手紙)
  • text message chain(チャット)

E-mail(Eメール)

参照:
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3

『E-mail(Eメール)』はメール形式の文書で、Part7で最頻出のパターンです。

マルティプルパッセージと呼ばれるダブルパッセージ(2つの文書)や、トリプルパッセージ(3つの文書)にもよく登場する文書で、だいたい2-5問程度問題がついています。

目標回答時間としては、E-mailは比較的読みやすい文書になっているので1問あたり「30-45秒程度」になります。

Web page(ウェブページ)

参照:
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3

『Web page(ウェブページ)』もPart7によく登場するトピックで、サービスや会社概要などを説明している文書になります。

こちらもE-mail同様マルティプルパッセージにも入っていることがあるので、2-5問程度問題がついています。

1問1分目安のルールに則ると2-5分ですが、Web pageに関しては文書を見ればそのまま答えが書いてある問題もあるので、より短い時間、つまり全体で1問あたり「40-60秒程度」が適切です。

article(記事)

参照:
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3

『article(記事)』はPart7の中で、難易度が高い問題形式として知られていて、会社の合併、新規事業の話など簡単には読みにくい文書が多いです。

難易度が高い理由は、語彙の幅広さ・内容の難解さがあり、1問1分目安で解けない場合も多いからです。

そのため、1問あたり「約60-90秒程度」で解いていくのが理想的なタイムマネジメントになります。

letter(手紙)

参照:
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 4

『letter(手紙)』はPart7頻出の形式で、会社・クリニックなどから個人への手紙などの文書。

letterは比較的難易度の高い問題が多いので、瞬時に解けない場合は多く、大体2-5問程度問題がついています。

問題の難易度を考慮して、1問あたり「40-60秒程度」で解いていくのが理想的です。

text message chain
(チャット)

参照:
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3

『text message chain(チャット)問題』は、Part7に必ず登場する個人間の会話(チャット)に関する文書で、問題数は1題あたり2問つきと決まっています。

また、2問のうち1問は必ず「意図問題」(What does Mr A most likely mean when he says…という問題)と呼ばれる問題になっており、解くのに時間がかかる傾向にあります。

「意図問題」の存在も考慮して、チャット問題は全体で「1分30秒-2分程度」で解けると時間配分としては理想的です。

まとめ

今回は、TOEICリーディングパートの「時間が足りない」問題を解決するべく、理想的な時間配分をお伝えしました。

必ずしも今回の時間配分に則る必要はないですが、

日々の学習で「自分がどこに時間をかけてしまっているのか」「目標点数に対して、どこが改善できるのか」などの視点で記事を読み返してくださると嬉しいです。

目標点数別のロードマップについては、各点数別の関連記事がありますのでぜひ読んでいってください。

また、ラインやTwitter(eichan_ruh)では毎日TOEICについての有益情報をつぶやいていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

それでは、ここまで記事を読んでくださってありがとうございました!