コーチング

【英語コーチングの高速PDCA】英語学習の振り返りで意識すべき4つのポイント

英語学習を続けているけど、成長を全然感じないです…

英語コーチをしていると、英語学習の効果や、どうすれば着実につまずくことなく成長していけるかを聞かれることはとても多いです。

私も自分自身の8年間の英語学習の間で常に成長している感覚があったわけではなく、むしろ効果が出ない、変化を感じないというタイミングがたくさんありました。

ただ、8年間の英語学習を経て結果的に今ではTOEIC990点満点や英検1級、通訳案内士を取得できるところまで成長することができました。

これは自分の英語学習を定期的に振り返り、学習の方向性を適宜修正していくことができたからです。

「目的地をナビで設定していたのに、気づいたら全然違う場所に辿り着いてしまった」なんて経験はありませんか?

これは、自分がナビ通りに進んでいるかを定期的に確認できていれば起こり得ないことですよね。

英語学習でも同じです。

「よし、やるぞ!」と意気込んで学習を始めても、定期的に自分が正しい方向に進んでいるかを確認しないと、目標に到達しなかったり、回り道をして余計な時間と労力を無駄にしてしまう可能性があります。

そこで今回は、英語コーチングの現場でも非常に大切な「学習の振り返り」のやり方について細かくお伝えしていきます。

今回の記事は英語コーチングの流れに沿っているので、これまでの記事をまだ読んでいない方はご覧ください。

本記事を読むことで、英語学習の振り返りや適切な方向性修正のやり方がわかり、ポジティブかつモチベーションの高い状態で学習を続けていくことができるようになるはずです。

それでは、いってみましょう!

英語学習の振り返りで
意識すべき4つのポイント

それではここから、具体的に学習の振り返り・方向性を修正する方法についてお伝えしていきます。

学習の効果測定をする

英語学習の振り返りポイントの1つめは、学習の効果測定をすることです。

効果測定とは、自分が行った学習に対して効果が出ているのかをチェックするという作業で、効果が出ていれば方向性があっている、逆に効果があまり出ていないようであれば学習内容や、やり方を修正していく必要があるということがわかります。

効果測定を通じて学習の成果をチェックすることで、成長実感を得ることができたり、進んでいる道が正しいと認識できて学習を継続するためのエネルギーが湧いてきます。

一方で効果が出ていなかった場合は、何かが違うことに気づけるので、早い段階で方向修正をすることで間違った道に進むのを避けることができます。

例えば、ダイエットをするときは定期的に体重計に乗り、食事制限や運動の効果が出ているかどうか確認しますよね?

体重が予定通り減っていれば、行っている食事制限や運動は効果があると判断し、その方法を続けていきます。

逆に体重が減っていなければ、食事の見直しや運動の回数を増やす/減らすなどして、やり方を修正していくはずです。

英語学習でも、このような定期的な効果測定が必要です。

私が英語コーチングをする際は、週次面談でのテストと毎日のスピーチ等で効果測定を行っています。

こちらはある生徒さんの単語テストの結果ですが、点数が上がっている時はそのままのペースで、逆に点数が大きく下がってしまった時は、学習範囲を狭めたり、難易度を下げるなど、方向修正をしています。

eichan
eichan
自分一人で学習していたとしてもテストなどで効果測定ができるので、定期的な振り返りを行っていきましょう。

学習時間が取れているか確認する

英語学習の振り返りポイントの2つめは、学習時間が取れているか確認することです。

これは、目標設定の際にお話しした「Time-Based (期限のある)」という項目と深く関係しているので、ここで少しおさらいです。

Time-based とは、目標達成までの期限を決めることで、必要な期間と1日の学習時間を算出することです。

例えば、現状TOEIC500点の方が、3ヶ月以内に700点を取りたいとします。

500点から700点に上げるには約400時間の学習が必要と言われているので、400時間を3ヶ月で確保しようとすると1日当たりで確保すべき学習時間は・・・

400時間 ÷ 3ヶ月(90日) = 4.5時間/日になります。

ここまでが目標設定です。

では、実際に学習を進めていく中で、最初の1ヶ月はやる気もあり1日4.5時間のペースがキープできていたが、2ヶ月目は仕事が忙しくなり、1日1時間半しか取れなくなってしまったとします。

ここまでの学習時間を計算してみましょう。

1ヶ月目の学習時間:4.5時間 × 1ヶ月(30日) = 135時間
2ヶ月目の学習時間:1.5時間×1ヶ月(30日) = 45時間
1か月目+2ヶ月目:180時間

それでは、400時間学習時間を確保していくためには3ヶ月目は1日何時間の学習が必要なのでしょうか。

400時間-180時間 = 220時間
220時間÷1ヶ月(30日) = 7.3時間/日

このままだと、最後の1ヶ月は毎日睡眠不足になりそうですね(笑)

もちろんここまでわかれば1日の学習時間を圧倒的に増やす、もしくは現実的にこの時間を確保するのが難しい場合は目標達成までの期限を延ばすという選択をすることができます。

このように学習時間の振り返りをすることで、学習時間を増やすか、目標達成までの期限を延ばすべきなのか、などというネクストアクションを考えられるようになります。

順調なペースで目標までの道を進んでいるかを確認するためにも、最低でも1週間に1回は学習時間の振り返りを行うようにしましょう。

生徒さんにも必ず下記のように実績を記録していただき、加えて週次面談の際に、学習時間をもとに振り返りを行い次週の学習時間を一緒に決めていきます。

(実績記録の例)

(1週間の学習予定の例)

eichan
eichan
独学の場合も1週間あたりの学習範囲を決ておくとスムーズに学習を進められるので、学習のスケジュール設定・学習時間の振り返りなどは必ず行っていきましょう。

学習のやり方を確認する

英語学習の振り返りポイントの3つめは、学習のやり方を確認することです。

ここでいう学習のやり方とは「どこで」「何を」「どのように」学習しているか、そして「どんなトレーニング方法で」学習しているかということです。

  • どこで(環境)
  • 何を意識して
  • いつ
  • どうやって(トレーニング方法)

学習の効果を最大限に高めるためには、学習時間を確保することはもちろん、学習の質も高い状態を維持する必要があります。

この「学習のやり方」を細かく確認していくことで、学習の質の高さがチェックでき、それによって、設定した期間内に目標が達成できるかどうかを適宜確認することができます。

ここで、私の英語コーチとしての実体験として、学習のやり方を確認したことで進むべき道を修正できたMさんのお話しをします。

Mさんにはシャドーイングを毎日行なっていただいていましたが、なかなか成果が出ませんでした。

学習時間は毎日1時間と十分に取れているのにも関わらず成果が出なかったため、学習の質を確認してみました。

すると、トレーニング方法は正しく行えていたのですが、環境に問題がありました。その時のリアルな会話がこちらです。

Mさんって、どこでシャドーイングしているんですか?

リビングでやってます。

なるほど。ただちょっと気になることがあって、添削している時に後ろの音が聞こえるんですが、まさかテレビつけたままやってないですよね…?😅

あっ、テレビついてますよ〜!
妻が隣でテレビ見てるんで😊

ほうっ・・・( ´_ゝ`)

そう、Mさんはリビングでテレビをつけた状態でシャドーイングを行なっていたのです。

Mさんが関西の方ということもあり、思わずこの時は思いっきりツッコんでしまいました (笑)

この出来事をきっかけに、学習の環境をリビングから書斎に変えていただきました。

すると、集中力があがり質が担保されたので、伸び悩んでいたリスニングでも着実に成果が出てきました。

今でもMさんは英語コーチングを受講してくださっていますが、今となってはこれも笑い話になっています。

ただ、この時に気付けていなかったら、もしかしたら今もリスニング力が伸び悩んでいたかもしれないという、ちょっと笑えない笑い話です。

英語学習のトレーニング別のやり方については、下記の記事にまとめています。

心理状態を確認する

英語学習の振り返りポイントの4つめは、心理状態を確認することです。

ここでいう心理状態とは、自分の英語学習に対する気持ちのことです。

つまり、英語学習を「よしゃあぁぁぁ!やるぞ!!」とポジティブな気持ちで取り組めているのか、「やりたくないな〜・・・」のようなネガティブな気持ちで取り組んでいるのか。

自分の心理状態を定期的に確認し理解できていると、ポジティブな時は負荷をかけて学習したり、逆にネガティブな時はひと休みしてみる、などその時の自分にとって英語学習継続のための最適な判断ができます。

ポジティブな時は、例えばこのように負荷をかけることができます。

  • 学習時間を追加する
  • 単語の学習範囲を増やす
  • シャドーイングの課題数を増やす
  • 英作文でより速いタイムアタックに挑戦する
  • 英会話でレベルUPした教材に取り組む
  • 自分のスピーチを録音して褒めちぎる
    ⎿私の自己肯定感爆上げ術です (笑)

ネガティブな時は、このように調節していくことができます。

  • 15分単位など細切れで学習する
  • 学習範囲のハードルを下げる
  • シャドーイングの課題を分割する
  • 優先順位の高いものだけ学習する
  • 英会話を15分で切り上げる
  • 自分のスピーチを録音して無理矢理でも褒める
    ⎿ネガティブな時こそ、頑張りを褒めてあげましょう

それでは、皆さんの今の心理状態はどうでしょうか?

ほとんどの方は英語学習に対してネガティブな気持ちで取り組んでいるのではないでしょうか。

英語コーチとして100名以上の生徒さんを見てきましたが、90%以上の方が出会った当初はネガティブな気持ちを抱きながら学習に取り組まれていました。

私自身も8年以上の英語学習のうち、最初の2-3年以上は救いようがないくらいネガティブでした。

それもそのはずで、ほとんどの方が英語学習を始めてから数年は「できないこと」の方が多すぎて毎回壁にぶつかるからです。

(下記は普段はすごくポジティブな生徒さん達が弱音を吐かれた例ですが、仕事や家庭でいろいろなことが降ってきてネガティブになってしまうタイミングは、誰にでもあると思います。)

だからこそ自分の心理状態を定期的に確認し、ポジティブな時は学習の負荷をかけたり、逆に苦しい時は英語学習の割合を調整したりしていくことが大切になっていきます。

ネガティブな気持ちは一朝一夕には拭い去れませんが、ポジティブにモチベーション高く学習を続けていく方法下記の記事にまとめているのでご覧ください。

先ほど自信を持ってポジティブですと答えられなかった方は、読んでいただくと何か新しい発見があるかもしれません。

私は上記でご紹介している方法を駆使して英語が狂ったように好きな状態になりましたが、ネガティブだった当時と比べると、ポジティブになってからの方が圧倒的に学習効率も良く、成長スピードも早まりました。

eichan
eichan
ただ、私もしばらくはポジティブになってはネガティブの沼にハマるということを繰り返していました😅。まずは今すぐにできる自分の心理状態を確認と、その時々に合った学習を取り入れてみてください。

まとめ

今回は学習を実践・継続していく中でさらに学習の質を高めていくにはどうすればいいのか、逆に学習はできているけど成果が出ていない場合にどうやって失敗を乗り越えるのかということにフォーカスして「学習の振り返りのポイント」をご紹介しました。

定期的に学習の振り返り・方向修正ができていると目標達成に向かい真っ直ぐに進んでいくことができるので、日々の英語学習の中に必ず振り返りをするための時間を作るようにしてみてください。

次回は、いよいよ英語コーチングの「課題解決」についてお話ししていきます。

ここまでやったらどんな課題も解決できるのでは…?と思ってくださっている皆様、ありがとうございます。そう思っていただけていたら嬉しいです。(勝手に解釈)

ただ、私の英語コーチとしての経験や、自身の8年間の英語学習を振り返ると、今までご紹介した①〜⑤のステップを踏んでいたとしても解決できない課題もありました。

次の記事では皆さんがそんな壁にぶつかった時に見事に課題解決し、最終的に英語学習の最高の瞬間である目標達成に辿り着くための方法を生徒さんの経験談を交えながらお話ししていきます。

これまでの英語コーチングシリーズの記事を読んでいただくと理解がより深まりますので、まだの方はぜひ読んでみてください。

英語コーチングに関してのご質問や気になることなどがあればコメントやTwitter(@eichan_ruh)、ブログの「お問い合わせ」からご連絡いただけたらと思います。

また、LINE公式アカウントの方では定期的に英語コーチングに関する無料の相談会を実施しておりますのでご興味がある方はご覧ください。

最近は大変ありがたいことに複数お問い合わせをいただいているので、お返事が少し遅れてしまう可能性があります。ご了承いただけますと幸いです。

それでは、今回も最後まで記事を読んでくださりありがとうございました!