英語のライティング、何から書けばいいかわかりません…
書いている途中でぐちゃぐちゃになりました…
主張をサポートする理由が思いつかず、時間が間に合わず…
英語コーチをしていると、TOEIC SWのライティング、英検、TOEFL/IELTSのエッセイ対策中などに上記のような質問が飛んでくることが多々あります。
私自身も様々な英語のテスト対策をしてきている中で、全く同じ気持ちを経験しました。
ただ、今では1つのエッセイを300語程度であれば10分程度で書けることもできるようになっています。
それは英語力の向上だけでなく、ライティングを”書く前に”正しいプランニングを行えるようになったからです。
この記事を読み終えるころには正しいプランニングの仕方がわかり、闇雲に書いてしまっていたときと比べてより速く正確に書けるようになっているはずです。
それでは、いってみましょう!
目次
英語ライティングのプランニングが必要な理由とは?
まずはじめに、なぜ英文を書き始める前にプランニングが必要なのかをご説明していきます。
結論からいうとプランニングの目的は、書きたいことがクリアになり効率的に文章を書いていけることです。
プランニングで決めることは、下記の3点。
- 何を
- どのくらいの分量で
- どのくらいの時間で書くのか
これら3つを明確に決めておくことで、書き始めてから迷うことがなくなります。
プランニングはいわば、旅に出る前に地図帳とコンパスを用意するようなものということですね。
英語ライティングの適切なプランニング3STEP
それではここから、英語ライティングにおける適切なプランニングを3STEPにわけてご紹介していきます。
【STEP1】パラグラフ構成
英文を書く上で適切なプランニングの第1STEPは、パラグラフ構成を決めることです。
パラグラフ構成とは、いくつのパラグラフ(段落)を使ってエッセイや英文を書いていくのか、そしてそれをどのように構成していくのかを決めることを指します。
このパラグラフ構成が事前に決まっていれば、書いていて自分の主張が破綻したり迷ったりするということは大幅に減ります。
今回は例として、エッセイを書いている場面を想定してみます。
エッセイの目的は、自分の主張を簡潔に、論理的に伝えることなので、下記のようにパラグラフを構成してみます。
①Introduction(導入・主張)
②Body(主張をサポートする理由)
③Conclusion(結論)
今回は、Introduction(導入・主張)▶︎Body(主張をサポートする理由)▶︎Conclusion(結論)という形で構成することを決めてみました。
この後にもう少し細かく、Body(理由)の部分は2つにするべきか、導入でBodyについて少し触れた方がよいのかということまでを決定していきます。
このように英文を書く前に「筋道」を決めてしまえば、次にするべきことがクリアになり圧倒的に書き進めやすくなります。
【STEP2】タイムマネジメント
英文を書く上で適切なプランニングの第2STEPは、タイムマネジメントを決めることです。
ここでいうタイムマネジメントとは、エッセイを書く上で「どこを書くのに、どれくらいの時間をかければよいのか」を考えることになります。
プランニングをせずこのタイムマネジメントを怠ると、書いている途中で時間がなくなったり、焦ってしまって論理が破綻したりしてしまいます。
今回は、20分でエッセイを1つ書き終わらなければいけないという設定だった場合、どのようなタイムマネジメントをしていくかを例に出していきます。
基本的にエッセイは、Introduction(導入)▶︎Body(理由)▶︎Conclusion(結論)という順で書いていくので、それぞれにどのように時間を配分するか考えます。
あくまで1つの例ですが、下記のようなタイムマネジメント例が考えられます。
①トピックを正しく理解し、自分の主張を決める(目安2分)
②Introduction▶︎Body▶︎Conclusionにそれぞれどのように時間を割くか決める
(目安1分)
③Introductionのパラグラフを書く(目安3分)
④Bodyのパラグラフを書く(目安7分)
⑤Conclusionのパラグラフを書く(目安5分)
⑥誤字脱字・文法などの見直しをする(目安2分)
そして、これらの時間配分に沿って細かく時間を見ながら英文を書いていきます。
仮にIntroductionに想定外に5分かかってしまったら、Body, Conclusionの部分の時間を調整する必要があるということがわかってきますよね。
【STEP3】ワード数の配分
英文を書く上で適切なプランニングの第3STEPは、ワード数の配分を決めることです。
先ほどの章でタイムマネジメントは決まったので、続いては「各パラグラフにどのくらいのワードを数を当てはめていけばよいか」を考えます。
これをしないと、書いている途中で書き過ぎてしまっていることに気づいたり、書き終わったら全然量が足りなかったという問題が起きてしまいます。
先程の設定と同様に20分のエッセイで、200-250words書かなかればいけない条件だったとします。
その場合、Introduction▶︎Body▶︎Conclusionをそれぞれ下記のようにワード数配分をしていきます。(今回はBodyを2つとして想定します)
Introduction:30-40ワード
Body①:80-90ワード
Body②:80-90ワード
Conclusion:30-40ワード
このようにワード数を配分して、”それぞれのパラグラフを書き終えたタイミング”で、ワードを数を確認するようにすると、書き直しで時間を無駄にすることなく書き進めていくことができます。
終わりに
ここまで記事を読んでくださった方、ありがとうございます😊
今回は英語ライティングのプランニングというところにこだわって書きましたが、プランニングが適切に行えるとライティングのスピードや精度は格段に向上します。
資格試験だけでなく、英文メールや文書を格上でもプランニングができると生産性高く作成していくことができますので、ぜひ使えそうなものがあれば取り入れてみてくださいね。
今回の記事について何か疑問点などあれば、コメントかTwitter(@eichan_ruh)にてご連絡いただければと思います。
記事を読んでくださって、ありがとうございました!