オンライン英会話を始めてみたいけど、本当に効果出るのかな?効果ないとも聞くし…
英語コーチ/講師をしていると、オンライン英会話の効果や「本当に意味があるのか?」について聞かれることは多いです。
私自身7年間オンライン英会話を利用していますが、学習開始から0-1年目は効果がないのでは…と思い悩んでいました。
結論からいうと効果や意味は圧倒的にあるのですが、7年間を振り返ると「意味がなかった・効果につながらない」ことをやってしまったことが多々あります。
そこで今回は自分の経験と生徒さんの指導経験ももとに、効果のないオンライン英会話の使い方や、レッスンが無駄になってしまう活用の仕方を、ランキング形式で発表していきます。
「あ〜こうしなきゃよかった」と今振り返ると思う5つを挙げているので、効率的に学習されたい方はぜひ参考にしてみてください。
それでは、いってみましょう!
目次
第5位 目標・目的が明確にない
効果がでないオンライン英会話の使い方第5位は、目標・目的が明確にないことです。
ここでいう「目標・目的がない」というのは、オンライン英会話レッスンを受ける際に、目標や何のためにレッスンを受けているのかが明確ではないという状態を指します。
目的がないことが、なぜ効果がでないことにつながるのか?
それは、仮にオンライン英会話を続けて成長したとしてもうまく自分の成長を認識できないですし、結果的にそれが原因でモチベーションが上がらずやめてしまうからです。
目的や目標がないということは、常に”漠然とした理想の自分”と現状を比べることになるので、毎回のレッスンで「話せない、聞けない…」とネガティブになっていきます。
生徒さんを見ていても明確な目的な持たれている方の成長は、圧倒的に早いです。
自分にあった簡単なものでも良いので、下記のように常に目的(目標)を明確化することが重要です。
- 学んだ単語や文法をレッスンで使えるようになる!
- オンライン英会話のレッスンを50回以上は必ず受ける!
- 3ヶ月間、毎日レッスンを続けてみる!
- 先生と仲良くなる!
- 半年後には、質問には全て答えられるようになる!
第4位 ネガティブな取り組み方をする
効果がでないオンライン英会話の使い方第4位は、ネガティブな取り組み方をすることです。
先ほどのお話と少しつながりますが、ネガティブな取り組み方とは「オンライン英会話は意味がない」「結局やっても効果がない」と思い悩むこと、
そして「先生が間違いを指摘してくれないから伸びない」「どれだけやっても自分は結局話すことができていない」など、オンライン英会話に対してとにかく不安になる状態のことです。
これを繰り返すと、学習の成果は激減します。
なぜなら全ての英語学習の「質」は、不安が伴うと一気に落ちてしまうからです。
英語学習を科学した応用言語学で示されていることですが、英語学習の中では「学習者の不安や疑問が強ければ強いほど学習の質・効果が落ちる」と言われています。
詳しいお話は別の記事で書かせていただきますが、要するに学習に対してネガティブであればあるほどオンライン英会話の効果はでにくくなってしまいます。
第3位 予習・復習を一切しない
効果がでないオンライン英会話の使い方第3位は、予習・復習を一切しないことです。
オンライン英会話は予習や復習なしでも受けられることが魅力の一つではありますが、予習・復習を一切しないと成長は間違いなく鈍化します。
なぜならオンライン英会話の目的は、自分の言えないことや聞こえないこと(課題)を見つけて、それらを改善していくことだからです。
つまり予習や復習をしないということは、自分の課題の改善の機会を減らしていくということ。
学習の効果は、相対的に下がりやすいです。
両方をやろうとすると大変な場合は、どちらかでも良いので実践していきましょう。
第2位 他の学習と並行しない
効果がでないオンライン英会話の使い方第2位は、他の学習と並行しないことです。
ここでいう他の学習とはTOEIC、TOEFL/IELTS、Versantなど資格試験の勉強、単語/発音/文法学習、シャドーイング、ディクテーションなど英語力を鍛える他のトレーニングのことを指します。
オンライン英会話の目的は課題をみつけて改善することでしたが、もう一つの目的は「日頃の学習の効果測定」すなわち、日頃の学習の練習試合的な位置付けになります。
野球で例えるなら、オンライン英会話が練習試合、他の学習はそれぞれバッティング練習、守備練習、キャッチボール、筋トレなどのイメージ。
つまり、他の学習で力を鍛えていかなければ練習試合だけを繰り返していたとしても成長のスピードは遅くなってしまいます。
また、他の学習を続け成長実感を得ることができれば「オンライン英会話も続けてみようかな…!」と英語学習全体がポジティブなサイクルに入っていける可能性も高いです。
第1位 レッスンの質を無視する
効果がでないオンライン英会話の使い方第1位は、レッスンの質を無視することです。
第1位は少し厳しい内容ですが、レッスンの回数・時間だけにこだわり「とりあえずレッスンを受けて、続けてればなんとかなるだろう」とレッスンの質を無視すると、効果がでにくいということです。
経験上オンライン英会話1-2年目くらいまでは基本的に毎回レッスンがしんどいので、質を改善していく余裕がないです。
しかし、この思考だと必ず成果が止まるタイミングがきます。
そして成長実感が抱けなくなると、どんどんネガティブに。
結果的にオンライン英会話自体をやめてしまうというケースは、残酷ですがかなり多いです。
成長の速度を早めるという意味でも、継続をし続けるという意味でも、レッスンの「質」を高めることは常に意識するべきです。
レッスンの質を高める方法としては、具体的には下記のような例があります。
- 他学習で学んだ単語・文法を必ず使用する
- レッスンを録音し、5回に1回は振り返りを行う
- レッスンを聞き返し、自分の発話の数や*Fillerの数をカウントする
- 言えないことをメモし、その日に改善する
- 講師の方に、自分の改善したいポイントを必ず伝える
*Filler(フィラー)とは、I meanやyou know, wellなど自然に文を繋ぐ言葉のこと
これらはあくまで一例ですが、毎回これらを実践しているのかしていないのかでは長期的に見るとオンライン英会話の効果に大きく差がでます。
まとめ 効果のでないオンライン英会話の使い方は?
今回は、効果のでないオンライン英会話の使い方ワースト5を発表してきました。
- 第5位 目標・目的が明確にない
- 第4位 ネガティブな取り組み方をする
- 第3位 予習・復習を一切しない
- 第2位 他の学習と並行しない
- 第1位 レッスンの質を無視する
自分自身7年間のオンライン英会話生活の中で全てやってしまいましたが、それらの期間は学習の効果が弱まっていたことを実感しています。
逆に今担当させていただいている生徒さんにはうまくこれらを避けていただいているので、成果が出るのが早い。
意識で変えられることもあるので、みなさんのオンライン英会話ライフがより効果がでるものになるように、ぜひ今日から意識していってください。
オンライン英会話を継続する方法や、学習の効果がでやすいおすすめのオンライン英会話スクールは下記にまとめています。
何か不明点や疑問点などございましたら、コメントやTwitter(@eichan_ruh)で気軽に聞いてください。
それでは、ここまで記事を読んでくださってありがとうございました!