英語の発音が苦手…。でもどのように鍛えればいいかわからない…。
RやTHなど、日本語にはない音がたくさんある英語。私自身も、単語はわかるのに発音のせいで全く伝わらないという苦い思いを何度も経験してきました。
しかし、今では英語の発音に強く自信を持つことができるようになりました。
それは、発音の基礎や応用を正しく学ぶことができたからです。
特に、英語の音の特徴を正しく理解してから学習を続けたおかげで、英語を話すと帰国子女に間違われることが増えましたし、英検1級やVersantなどのスピーキング試験でも、発音の項目で9割以上の点数をとれるようになりました。
この記事では、私が学んできた発音学習を始める前に必ず知っておきたい「英語の音の特徴」をお伝えします。
今回ご紹介する英語の音の特徴を先に理解しておくだけで今後の発音学習の効率や効果が抜群に高まるので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
それでは、いってみましょう!
目次
結論。
「息の使い方」を極めよ!
早速結論からお伝えすると、英語の発音で真っ先に押さえたいのは「息」の使い方です。
英語には日本語にないような英語特有の息の使い方が存在します。
息の使い方を会得できると、英語の発音は一気に改善され、かつ聞こえる音がかなり増えていきます。つまり、リスニング力が上がっていくということです。
英語の発音について調べてみると、「音の変化(音の連結・脱落・同化)」「音節(シラブル)」「発音記号」「喉発音」「イントネーション」「アクセント」などいくつかの要素が出てきます。
これらは間違いなく発音を鍛えるためには重要ですし、基礎的なことでもあるのですが、初心者のうちにこれら「だけ」に取り組むと90%以上発音学習に挫折します。
※発音の細かい要素に関しては、下記のブログ記事で解説しています。
なぜなら、それぞれの要素の中にも細かいルールがあったり、全部を意識するあまり英語を話すことがさらに難しく感じたり、そもそも単語の暗記のように覚えることが中心になってしまうからです。
せっかく英語の発音学習に挑戦してみようと思っても、途中で挫折してしまうのはもったいない。
そこで、初心者の方はまず「息」の使い方や特徴を覚えることで、今後の発音学習の土台を作っていく方が効率的です。
英語と日本語の
「息の使い方」の違いとは?
それでは具体的に、英語と日本語の「息の使い方」の違いや特徴、そして違いを意識するメリットについてお話していきます。
英語と日本語の発音で一番大きな違いは、英語は息をたくさん使って話す言語、日本語は息をあまり使わない言語ということです。(細かな違いは他にも多々ありますが、今はこれだけ覚えてください)
例えば、カタカナ語になっている「コーヒー」ですが、それぞれ日本語と英語で発話してみると、このようになります。
音声を聞いていただくと、日本語はくっきりとした「コーヒー」という音で、逆に英語は「カァァ〜フィィ〜」のような息がたくさん入った曖昧な音になっていることが、なんとなくわかっていただけるかと思います。
このように、英語には日本語と違い、息をたくさん使って発話する単語がめちゃくちゃ多いです。
それもそのはず。
日本語では、この息を使うような組み合わせの音 (母音と子音の組み合わせ) は約70個程度と言われているのに対し、英語では400個以上の組み合わせがあると言われているからです。
つまり、そもそも日本語にない音が英語には5-6倍以上あるということになります。
それらの日本語にない音を「音の変化」「音節」「発音記号」などの学習を通じて改善していくこともできますが、息の音を意識して発音できることが第一優先です。
なぜなら、息の音を意識して発音することで、より音の変化や音節、発音記号に則り正しく発音しやすくなるからです。
英語は日本語より圧倒的に息を使う言語と理解していることは発音学習を進めていく上で非常に重要なことなので、覚えておきましょう💪
まとめ
今回は、英語発音の基礎となる英語の音の特徴「息の使い方」についてお話してきました。
英語の息の使い方を発音学習の基礎として理解した上で音の変化や発音記号、細かい発音の違いやアクセントなどを学んでいくと、効率よく発音学習を進めていくことができます。
ぜひ、今後音読をしたり学習をしていく中で「息」の意識を持ってみてください。
リスニングをしている時も、息の音を聞いてみようと意識をしてみると、今まで聞こえなかった音が少しずつ聞こえるようになっていきます。
息を多く使う癖をつけるための具体的なやり方は別の記事でまとめていきますので、今回は英語の音の特徴は「息の使い方」である、という認識をまず持っていただけたら嬉しいです。
息の使い方や特徴を既に理解できている方は、下記の記事で具体的な発音強化のステップはまとめているのでご覧ください。
ここまで記事を読んでくださって、ありがとうございました!