オンライン英会話って本当に効果あるの?
英語コーチをしているとクライアントさんにオンライン英会話をやっていただくことは多いので、このような質問を受けることは非常によくあります。
私も英語学習を始めた10年前から今でもオンライン英会話をやっていますが、当時は同じような悩みを抱えていました。
ただ、10年間オンライン英会話を続けてみた結果、オンライン英会話がなければ今の自分の英語力には絶対にならなかったと断言することができます。
スピーキングのイメージが強いオンライン英会話ですが、オンライン英会話をうまく活用することでTOEIC満点、英検1級、全国通訳案内士などの資格も取得することができました。

それは、オンライン英会話を継続し、かつ効果的なやり方を追求してきたからです。
(2026年現在コーチングの記事でもよく触れていますが、もちろんAI英会話を掛け合わせることも大事です。ただどちらを毎日レベルで使っている中でも、やはりオンライン英会話の効果はまだまだ十分あると感じています。)
そこで今回の記事では、3000回(2026年現在)以上レッスンを続けてきた私が考える、オンライン英会話の効果を最大化するための具体的なやり方を6つご紹介していきます。
それでは、早速本編に移っていきましょう!
目次
オンライン英会話なしでは、TOEIC満点も、英検1級も、通訳案内士も取得できなかった

オンライン英会話を始めたきっかけ
まず始めは、私がオンライン英会話を始めたきっかけについてお話していきます。
結論から言うと、私がオンライン英会話を始めたきっかけは英語を話せたらカッコイイと思ったからです。
「え?そんな理由なの?」と思われるかもしれませんが、これは本気です。
大学生の頃、英語とは全く関係のない学科であった私は、英語力が皆無でした (TOEIC300点レベル)。
そんなある日、大学の必修科目でイギリス人の先生の授業がありました。
授業は全て英語で行われるので、まず先生が何を言っているのかを頑張って聞き取りました。
そこでどうにか聞き取った時に、「うんうん」と肯いている私に対し、先生がこう話しかけてきました。
What are you going to do after this class?
「この授業の後、何をするの?」
これが、なんとか聞き取れた質問でした。私の頭の中では「えっと、家に帰ったら課題をやって、その後犬の散歩をして…」と、言いたいことは多く湧き出てきます。
そして、いざそれらを英語に訳そうとした時です。頭が固まってしまいました。
文字通り、一言も英語がでてきませんでした。「うっ、あっ」と嗚咽のような声が出てしまったことを覚えています。
そこに追い討ちをかけるように(これは私の勘違いだったかもしれませんが)、クラス中の30-40人くらいの生徒たちがクスクス笑いはじめました。私は顔が真っ赤になり、耳まで熱くなりました。
そのまま先生が助け舟をだしてくれてその場は無事終わったのですが、授業後しばらく私は教室から出ていくことができませんでした。
「悔しい」
「つらい」
「恥ずかしい」
「ダサい」
いろんな感情が頭を駆け巡りました。
「英語が話せないのは、こんなに苦しいことなのか。」
「6年間義務教育で勉強をしてきたのに、一言も話せないのか。」
こんな思いが脳を満たし、しばらくは教室でただずんでいました。
この出来事があったのは、10年以上前の2014年5月29日。いまだに鮮明にこのシーンを思い出すことができます。
ここから、私のオンライン英会話学習は幕を開けました。
初めてのオンライン英会話は20年間で一番の緊張
上記の出来事があってから、「とにかく、英語を話せるようになりたい。」という一心で、英会話スクール、留学などいろいろと検討しました。
最終的には値段もリーズナブル、かつ自宅からもできるオンライン英会話を始めることにしました。
10年前はオンライン英会話スクールはまだ数少なかったため、まずはいくつかのスクールの無料体験を受けてみることにしました。
最初に体験したのは、『Langrich』というオンライン英会話スクール。レッスンを予約したのはいいものの、開始までの約3時間はずっと緊張でソワソワしていました。
そして、レッスン開始30分前、緊張がピークに達します。お腹は痛いし変な汗はかくし、「もうキャンセルしようかな」と心の中で何度も唱えました。
そしてあのスカイプコール。
「ててれ〜♪ てってれ〜♪」
(この音、伝わりますかね?w)
この音がトラウマになるかと思いました。
ポチッと開始ボタンを押すと、画面にフィリピンの先生が。
先生:Hi〜
私 :ハ、ハロー・・・
先生:Welcome to Langrich. How are you today?
私 :えっ、ああ、あ、アイムファイン、アンドユー?
軽く挨拶を終えた時点でも、緊張は変わりません。その後は自己紹介で自分が話す番がきましたが、何を話したか全く覚えてないくらい焦っていました。
なんとか25分のレッスンが終わった後、私の率直な気持ちは、
「終わった〜〜〜、は、話せねええ〜〜〜!」という感じでした。
ただ、今まで日本で生活している中で、こんなに能動的に「英語を話そう」と思ったことはなかったですし、「英語を話さないと、そもそも相手に何も伝えられないんだ」という気持ちになったことはありませんでした。
そして漠然とですが「これを続ければ英語が話せるようになる気がする!」と強く感じ、(この時の感覚は、今振り返れば間違いではなかったです)継続することを決意しました。
オンライン英会話の本当に効果的な学習方法6選

先述したきっかけから、約10年間はオンライン英会話を毎日続けてきていますが、その中で自分なりに工夫した『効果的な使い方』というものがあります。
ここでは、その効果的な使い方(今も実際にやっているやり方です)をお伝えしていきます。
個人的に効果的だと思っているオンライン英会話の実践方法は、大きくわけて6つあります。
「結論→理由→具体例」で答える癖をつける
まず初めは、『結論→理由→具体例で答える癖をつける』ことです。みなさんは、日本語での答え方と英語の答え方の違いはなんだと思いますか?
いくつかありますが、大きな違いは、日本語は「起承転結的な話し方」をするのに対し、英語は「結論ファースト的な話し方」をすることです。
以下、「犬か猫が好きか」というテーマで日本語と英語で回答した場合を書いてみます。(違いをわかりやすくするために、どちらも日本語で書いています)
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Q. 犬か猫、どっちが好き?
【日本語の場合】
えっと、ポチっていう犬を飼ってるんですよ。もうめちゃくちゃ可愛くて、毎日一緒に公園で遊んだりして、いつも癒されてました。(具体例)
学校で嫌なことがあった時とかも寄り添ってくれたりして、大好きですね(理由)。
なので、犬の方が好きかなと思います。(結論)
順番は、◎具体例→理由→結論
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【英語の場合】
えっと、犬が好きです。(結論)
理由としては2つあって、まずめちゃくちゃ可愛い。(理由)
あと、悩んだ時とかに寄り添ってくれるんですよね。昔公園に行って遊んだりとか、辛い時は色々と寄り添ってくれたりして、すごく癒されてましたね。(具体例)
なので、犬の方が好きかなと思います。(再度結論)
順番は、◎結論→理由→具体例→再度結論
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結構極端にしましたが、英語の場合は「結論→理由→具体例」という流れで話しているのがわかると思います。日本語の話し方が悪いとか、日本語でも結論ファーストで話す人がいるということではなく、単純に英語話者(特にネイティブの方)にとっては、この話し方をされる方が自然に理解できるという点が大事です。
逆に起承転結的に話されると、イライラするというネイティブの友人もいるくらいです。理由としては、ネイティブの方たちは結論ファーストでの話し方に子供の頃から親しんでおり、それ自体が自然なことだからだそうです。
オンライン英会話をせっかく行うのであれば、この話し方を徹底した練習をする。これは長期的に見て、かなりの効果がありました。
今はビジネスの現場で英語を使うことがほとんどですが、特にこの話し方のベネフィットは強いです。
(※オンライン英会話を初めて0-1年目は緊張でそれどころではなかったので、少し慣れてから実践するのがオススメです。)
他学習でインプット→使いたい語彙・表現をアウトプットする
オンライン英会話の効果的な学習方法の2つ目は、『他学習でインプットした使いたい語彙・表現を、レッスンでアウトプットする』ことです。
前提として、英語学習では「オンライン英会話だけをやる」のはあまり効果的ではないです。それよりも他の学習でインプット、そしてそれらの内容をオンライン英会話上でアウトプットすることが、成果を最大化する方法です。
この方法の具体的な進め方は、下記の流れです。
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❶ 他学習中に、学んだ単語・表現(特に覚えられないもの)をメモする。
メモだけでなく付箋に書いてパソコンなどに貼っておくと、レッスン中に見て、使う意識が芽生えます。
❷ オンライン英会話開始前に、そのメモを一読し、レッスン中に見える場所に置いておく。
❸ レッスン中に、可能な限りメモの中の語彙・表現を使用する。
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最近だとNotebook LMというAIを使って苦手な単語や表現を読み込ませておくと、瞬時に下記のように使ってみた方が良い単語をランダムで出力してくれます。

この方法を実践していくと、他の学習でインプットしたものの定着率が高まることはもちろん、語彙・表現を使おうと意識するので、より能動的にオンライン英会話レッスンを受けることができます。
定着率の観点では、個人的にはこのやり方で1.5倍以上定着度が高まった感覚があります。
シンプルな日本語で考える癖をつける
オンライン英会話の効果的な学習方法の3つ目は、『シンプルな日本語で考える癖をつける』ことです。
自分自身の経験から、そしてクライアントさんを見ていていつも思うことは私たち日本人は「日本語で思いついたことを、そのまま英語にしようとする」傾向があるということです。
例えば、普通に話していて下記のような日本語が頭の中に浮かぶことは一般的ですよね。
・断捨離
・切磋琢磨する
・専門知識
ただ、これらの日本語を一瞬で英語にすることはできるでしょうか?
かなり難しいと感じる方は多いはずです。
これが実践の会話で起こってしまうと、結果英語にできずアウトプット0の状態が作られてしまいます。
それではどうすればよいのか?
これら日本語を「簡単に、シンプルにする癖をつける」必要があります。
例えば、下記のように言い換えてみるとどうでしょうか?

・断捨離→「必要なものを選び、残りを捨てる」
・切磋琢磨する→「お互いに励まし合って、努力する」
・専門知識→「特殊なスキル、人が持っていないスキル」
このように噛み砕くことで、英語にできるスピードは格段に上がっていきます。
そして、仮に簡単にできなかったとしても、さらに細かく細分化していくことで伝えられる可能性もあります。
例えば「食材」という単語はこれ以上簡単にできなそうですが、
「食材」=「肉」、「魚」、「果物」…
のように細分化していくと英語で伝えやすくなっていきますよね😊
(meat, fish, and fruits…)
私は、オンライン英会話の復習の時にこれを実践、そして日々生活している中で「この日本語、どうやったら簡単に表現できるかな?」と考えるようになったおかげで、瞬発的に簡単に話せる回数は増えていきました。
(もちろんレベルが上がってくれば思いついた日本語をそのまま英語にすることはできるようになっていくと思いますが、どちらもできることで英会話力は飛躍的に向上した印象があります。)
シンプル化のイメージを図解してみると、このような感じです。

積極的に質問をする
オンライン英会話の効果的な学習方法の4つ目は、『積極的に質問をする』ことです。
理由としては、自分含め日本人の方にとって「英語で質問を作ること」は練習をしていないと、非常に難しいからです。
当然ですが、質問ができないと英会話は成されないです。自分だけ話し続けるという状態は、会話ではほとんどありえないですよね。オンライン英会話は「英会話」で相手が存在しているので、質問の練習をするには最適です。
英語の質問は、主語と述語を逆にする、疑問詞をつけなければいけない、など頭の中で使うキャパシティーが多いため、相手がいる状態で練習する必要があります。
下記のように5W1Hを意識すると、質問しやすいです。

私の場合は、毎回レッスンの前に「今回は〇〇回質問する!」というのを定量的に決めて、質問を投げかけるようにしていました。そして、何回質問できたかを記録していきました。
この方法のもう一つのメリットとしては、質問で深堀りすることで相手のことをもっと知れるので、単純に楽しい・先生と信頼関係を築けるという効果もありました。
定期的にレッスンを録音し、言えない表現を言えるようにする
オンライン英会話の効果的な学習方法の5つ目は、『定期的にレッスンを録音し、言えない表現を言えるようにする』ことです。
こちらは、個人的に一番効果があったと思うやり方です。なぜなら、自分がつまずいている箇所や言えないこと、つまり「課題」が明らかになり、その「課題解決」として直接アプローチできる方法だからです。
ただ、自分の英語を聞くことになるので、最初はめちゃくちゃ恥ずかしいのと、話せなさすぎて悲しくなってくることが多々あります。。。(笑)
具体的なやり方としては、1日に1回5分程度で良いので自分の録音を聴き、「自分が言えないこと」を抜き出します。それに対し、どうやって言えばいいかを調べて覚えます。そして、次回以降のレッスンで機会があったらどんどん使っていき定着率向上を図ります。
この方法の副次的な効果としては、「検索が上手くなる」というものもあり、英語学習の上で非常に重要な検索力が身につきます。
これを1年間毎日続けると、1日1個、つまり単純計算で少なくとも年間365個は言えるようになることが増えるので、英会話力向上にはとても役立った方法でした。
短い時間でも良いので、毎日実践する
オンライン英会話の効果的な学習方法の6つ目は、『短い時間でも良いので、毎日実践する』ことです。
これは私自身が10年間オンライン英会話をやってきて体感していることですが、1日でも全く英語を話さない日を作ると、確実にスピーキング力は低下します。これがなぜなのか、科学的に完全に説明することはできませんが、この感覚があるからこそ「短い時間でも話す」ということを常に心がけていました。
「毎日30分!」と決めてしまうと、しんどくなる時もあったので、「毎日5-10分でもいい」という気持ちで話すようにしていました。
(講師の方に、I only have 〇〇 minutes today.と言ってしまえば、途中で切っても全く問題ないです)
どうしてもこれができない時は、「独り言」で自分に英語を話しかけるということをしていました。
終わりに

今回は、オンライン英会話を効果的に使うポイントをまとめてみました。

自分語りも多い内容だったと思いますが、何か一つでもみなさんの中でオンライン英会話に対するポシティブなイメージを持っていただけるきっかけになれていれば嬉しいです。
最後に、「これからオンライン英会話を始めようとしている方」そして「オンライン英会話をやってはいるものの、なかなか成果が出ず苦しい思いをしている方」に向けてメッセージを書いていこうと思います。
まず「これからオンライン英会話を始めようとしている方」に対して。
オンライン英会話を始める前は、期待や不安、緊張など様々な感情が溢れていると思います。10年前の私も全く同じでした。順風満帆に進むとは言い切れませんが、はじめてオンライン英会話に踏み出した時、自分の人生は大きく変わったと確信しています。
そして、「オンライン英会話をやってはいるものの、なかなか成果が出ず苦しい思いをしている方」に対して。
実は私はオンライン英会話を3ヶ月だけストップしていた時期がありました。理由は、やってもやっても成果を感じられなかったからです。一度は「もういいや」と思ったのですが、やはり実生活では英語を話す機会が少なく、結局3ヶ月後にまたやってみようとトライしました。
その時に、「続けていても、効果がないと苦しいんだ」と心底理解し、今回ご紹介した方法を取り入れるようにしていきました。
その結果、徐々に成果が出始めました。
一度休んでしまっても、試行錯誤して努力すれば成果が出てくるということは間違いないのではないかと思います。今が苦しくても、孤独でも、『終わらないトンネルはない』という気持ちで頑張ることで、英会話力向上のきっかけは見えてきました。
今日からのオンライン英会話学習が、皆さんにとって今までより少しでも
面白く、楽しく、Exciting なものになることを祈っております。
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